Amtrak - McCook, NE (MCK)

人口約8千人のマクック町。　この町の名を聞くと知り合いから頂いたネブラスカ・ビーフを思い出します。　その知人がマクックを訪れた際に購入した牛肉はやわらかくジューシーで、「アメリカ牛肉はゴムぞうりのように固い」と思っていた私の考えを一変させました。　いま思い出してもあれは美味しかったなあ。　ということで、この町が牛肉の産地かは知りませんが、ネブラスカの牛肉というのは比較的有名なものらしいので、この場を借りて紹介しておきます。　

マクックの駅は町の南端にあり、目の前には貨物のヤードが広がっています。　駅舎は1926年建造の Chicago Burlington & Quincy Railroad（CB&Q）の建物を使用していて、レンガ造り3階建ての大きな箱型駅舎はなかなか貫禄があります。　アムトラックは建物の西半分の1階部分を待合所にしています（公衆電話とトイレあり）。　待合所にはグラグラと揺れる安っぽい丸テーブルが使用されていて、貨物列車の機関士などが休憩していました。　どうもアムトラックの待合所というより、貨物鉄道会社の休憩所としての色合いが濃く、写真を撮っている私は明らかに浮いた存在でした。　テーブルやイスは安物ですが、電灯、壁、天井などは昔のままの凝った造りをしています。　そのような歴史のある建物ですが、所有している貨物鉄道会社（バーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道 - BNSF）が非常に雑な使い方をしています。　駅舎が可哀想な気もしますが、わざとらしくきれいに改修された駅舎よりは、生き生きとした感じが伝わってきます。　こういう駅は結構好きです。

所在地	101 Norris Avenue McCook, NE 69001
経緯度	北緯40.20度　西経100.63度
標高	765ｍ
人口	7994人
駅員	無人駅
駅舎	レンガ造駅舎、1926年建造
乗降客数	3017人（2007年度）


駅舎ホーム側 2002年5月3日		駅舎ホーム側 2002年5月3日


待合所入口 2002年5月3日		待合所 2002年5月3日


シカゴ方面（東方向） 2002年5月3日		エマリービル方面（西方向） 2002年5月3日

列車名	経路
CALIFORNIA ZEPHYR	[ Chicago, IL - Denver, CO - Salt Lake City, UT - Emeryville, CA ]