PENNSYLVANIAN |
New York, NY - Pittsburgh, PA |
714 km / 444 miles |
ペンシルバニアン号(Pennsylvanian)は、ニューヨークとピッツバーグを結ぶ中距離昼行列車です。 「ペンシルバニアン」という列車名が示すように、ペンシルバニア州の主要都市を東西に結び、西からピッツバーグ(州人口第二の都市)、ハリスバーグ(州都)、フィラデルフィア(州人口第一の都市)と進み、北東回廊線へ直通しニューヨークまで乗り入れしています。 途中フィラデルフィアでは進行方向が変わり、機関車の付け替えが行われます。 ハリスバーグ~ニューヨーク間は短距離列車の「キーストーン号」(Keystone)が同じルートを走ります。 この列車は元々ニューヨークとピッツバーグを結ぶ列車でしたが、アムトラックによるエクスプレス便の輸送拡大のため1998年11月7日にピッツバーグからシカゴまで延長され、ニューヨーク~シカゴの夜行列車として運行していました。 エクスプレス便については配送先からは定時性が受けて好評だったのですが、旅客輸送に関しては荷物車連結や積み下ろし作業による所要時間の増大や遅延などで不評でした。 その後アムトラックはエクスプレス便の輸送を廃止したため、ペンシルバニアン号のシカゴへの延長運転の理由付けがなくなり(緊縮予算の影響もあり)、2003年4月28日の改正でシカゴ~ピッツバーグ間は廃止され、ニューヨーク~ピッツバーグ間の運行へと変更されました。 そして2004年11月1日の改正で、シカゴとニューヨークを結ぶ夜行寝台列車「スリー・リバーズ号」(Three Rivers)と、ピッツバーグとニューヨークを結ぶ「ペンシルバニアン号」が、シカゴとニューヨーク間の1本の列車へ統合されました。 このとき列車名は「スリーリバーズ」を名乗っていたので「ペンシルバニアン」という列車名は一旦消滅しました。 しかし2005年3月8日の改正で、シカゴとニューヨークを結ぶ夜行列車「スリー・リバーズ号」の運行区間が短縮され、ピッツバーグとニューヨークを結ぶ昼行列車へと変更されました。 その際に列車名が「スリー・リバーズ」から「ペンシルバニアン」へ改称され、「ペンシルバニアン」という列車名が復活することになったのです。 ペンシルバニアン号は毎日運行で、ビジネスクラス、コーチ、カフェカーが連結されています。 編成は機関車1台を先頭に、通常アムフリート客車(Amfleet)が5両連結されています。 最近の編成を見ると、先頭客車はアムフリートⅠで、中間にアムフリートⅡが3両、そして最後尾にアムフリートⅠのカフェカーとなっています。 アムフリートⅡの車両はシートピッチを広げた長距離用の車両で、窓はアムフリートⅠよりも大型のものを使用し、乗降デッキも乗降デッキも車両の片側だけになっているのが特徴です。 アムフリートⅠカフェカーの半車がビジネスクラスの場合が多いです。 機関車はニューヨークとフィラデルフィア間は電気機関車、フィラデルフィアとピッツバーグ間はディーゼル機関車の牽引になります。
Train Gif: Alex Stroshane of Amtrak Prototype & Model
「 編成実例 - Pennsylvanian の車両番号 」
オハイオ州サンダスキー駅で出発を待つ「ペンシルバニアン号」ニューヨーク行き(2002年)。 編成の後部にエクスプレス便の荷物車が見えます。 この輸送のためにシカゴまで延長されたのですが、エクスプレス便配送の廃止に伴いシカゴとピッツバーグ間は廃止されました。 そのため今のペンシルバニアン号はこの駅には来ません。 この編成を見ると客車は3両だけです。 寝台車もなく座席車のみ3両とは、長距離列車らしさがありません。 客車より荷物車のほうが多い夜行列車というと、函館から出ていた43レを思い出します(古い)。 |
列車情報: |
運行区間 |
New York, NY - Pittsburgh, PA |
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距離 |
714 km / 444 miles |
|
運行日 |
毎日 |
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所要時間 |
9時間10分 (西行き列車) |
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使用車両 |
アムフリート |
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編成 |
ビジネスクラス、コーチ、カフェカー |
停車駅情報: |
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停車駅 |
州 |
時間帯 |
距離 |
標高 |
備考 |
New York - Penn. Station |
NY | ET |
0 mi |
12 m |
Penn. Stationを使用 |
NJ | ET |
10 mi |
5 m |
NJ Transit と共用 |
|
NJ | ET |
13 mi |
6 m |
通過、 NJ Transit と共用 |
|
NJ | ET |
25 mi |
17 m |
通過、 NJ Transit と共用 |
|
NJ | ET |
33 mi |
12 m |
通過、 NJ Transit と共用 |
|
NJ | ET |
49 mi |
21 m |
通過、 NJ Transit と共用 |
|
NJ | ET |
58 mi |
12 m |
NJ Transit、SEPTA と共用 |
|
PA | ET |
74 mi |
12 m |
通過、 SEPTA と共用 |
|
PA | ET |
87 mi |
30 m |
通過、 SEPTA と共用 |
|
PA | ET |
91 mi |
6 m |
州最大の都市、SEPTA と共用 |
|
(Ardmore) |
PA | ET |
99 mi |
110 m |
通過、SEPTA と共用 |
PA | ET |
110 mi |
168 m |
SEPTA と共用 |
|
PA | ET |
117 mi |
119 m |
東行きのみ停車、SEPTA と共用 |
|
PA | ET |
123 mi |
78 m |
通過、SEPTA と共用 |
|
PA | ET |
129 mi |
113 m |
通過 |
|
PA | ET |
133 mi |
165 m |
通過 |
|
PA | ET |
159 mi |
105 m |
|
|
PA | ET |
171 mi |
110 m |
通過 |
|
PA | ET |
177 mi |
146 m |
|
|
PA | ET |
185 mi |
94 m |
通過 |
|
PA | ET |
195 mi |
99 m |
ペンシルバニア州の州都 |
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PA | ET |
256 mi |
152 m |
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|
PA | ET |
293 mi |
195 m |
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|
PA | ET |
313 mi |
280 m |
フラッグストップの駅 |
|
PA | ET |
327 mi |
360 m |
|
|
PA | ET |
366 mi |
360 m |
|
|
PA | ET |
403 mi |
305 m |
フラッグストップの駅 |
|
PA | ET |
413 mi |
329 m |
||
PA | ET |
444 mi |
232 m |
キャピトルリミテッド号乗換え |
アムトラックの駅のみ全駅掲載で、都市部のコミュータートレインの駅は省略しています。 |
築堤上のラトローブ駅からのぞむ町並み(2009年) |
紅葉が見頃なラトローブ周辺(2009年) |
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ホースシューカーブを通過中(2009年) |
ホースシューカーブを通過中(2009年) |
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10月中旬の早い雪景色(2009年) |
氷雨の降るハリスバーグ駅(2009年) |
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フィラデルフィアに到着(2009年) |
進行方向が変わり、AEM-7機関車が牽引(2009年) |
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