2000年4月15日、イリノイ州シカゴとウィスコンシン州ジェーンズビルを結ぶ 「レーク・カントリー・リミテッド号」 という短距離列車がウィスコンシン州の援助により運行を開始しました。　列車運行開始の2ヵ月後の2000年6月13日に、ここ 「レーク・ジィニバ駅」（Lake Geneva） は開業しました。　西の終点ジェーンビル駅とミルウォーキー方面との分岐駅グレンビュー駅との中間にあった駅で、駅名は駅から12キロほど北にある湖畔のリゾート地 「Lake Geneva」 から来ています。　しかし、この駅がレーク・ジィニバへの玄関口とは言い難く、無理のある命名に感じます。　まあ、このような例はどこにでもあり、日本のJR奥羽本線にある山形県の蔵王駅などが良い例でしょう。　この駅は実際には 「ゼンダ」（Zenda）という人口100人の小さな町に位置しています。　貨物鉄道会社が設置している線路脇にある地名板にも 「ZENDA」 となっていました。　この駅は1両分のプラットホームがあるだけの簡素な駅で、待合所やホームの屋根もありません。　公衆電話が設置されていたのが救いでした。　レーク・カントリー・リミテッド号は2001年9月23日には廃止されてしまい、それに伴いこの駅も廃止になりました。　在籍期間わずか1年3ヶ月の駅でした。

駅情報：

所在地

3771 Forrest Glen Street
Zenda, WI 53195

経緯度

北緯42.51度　西経88.48度

標高

298ｍ

人口

7148人 (Lake Geneva)
101人 (Zenda)

廃止日

2001年9月23日

駅舎

駅舎なし、プラットホームのみ

現在状況

不明

アムトラック列車情報：

LAKE COUNTRY LIMITED

[ Chicago, IL - Glenview, IL - Janesville, WI ]
2001年9月23日廃止

プラットホーム
2001年8月27日

 駅名標
2001年8月27日

シカゴ方面（東方向）をのぞむ
2001年8月27日

ジェーンズビル方面（西方向）をのぞむ
2001年8月27日