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Seattle Metro - Streetcar


METRO - Streetcar
ストリートカー
シアトル・メトロエリアの都市鉄道


注意: ストリートカーは2007年1月現在、ウォーターフロント再開発のため運休中です。 バス代行(無料)になっていますのでご注意を。

シアトルのダウンタウンからウォーターフロントまでを結ぶストリートカーです。 メトロ(METRO)というキング郡(King County)が運営する公共交通のひとつです。 車両前面の右上に「99」と付いていますが、それはメトロでの路線番号です。 しかし、メトロでの公式名称は「ジョージ・ベンソン・ウォーターフロント・ストリートカー・ライン」(George Benson Waterfront Street Car Line)と定められています。 路線名にも入っているジョージ・ベンソン氏がこのストリートカーのプロジェクトを推進していました。 1941年にシアトルのストリートカーは全廃されましたが、シアトル市の議員であったジョージ・ベンソン氏がストリートカーの復活計画の第一人者として活躍し、オーストラリアのメルボルンからストリートカーを購入し、1982年5月29日に現在の路線が開業し、約40年振りにシアトルにストリートカーが戻ってきました。 運賃は2005年1月現在、1.25ドル(朝夕のピーク時は1.50ドル)で、90分有効のトランスファー・チケット(乗継券)を貰えるので、その時間内なら往復利用できますし、バスにも乗り継げます。 また5ドルの1日券もあり、ストリートカーとバスが乗り放題になります。 路線は1.8マイル(約3キロ)に8駅があり、電車は20分間隔運転、所要時間は約15分です。 ダウンタウン側の終点の乗り場はジャクソン・ストリート駅(Jackson St.)で、メトロの地下バスのインターナショナル・ディストリクト駅(International District)のすぐ近くにあります。 またアムトラックの駅からも徒歩5分程で行けます。 ウォーターフロント側の終点はブロード・ストリート駅(Broad St.)で、車庫があります。 また車庫のすぐ横の線路はアムトラックとサウンダーが使用しています。 運が良ければストリートカーとアムトラックや貨物列車との併走を見ることが出来ます。 ウォーターフロント沿いにはレストランやギフトショップなどが数多くあり、観光客がよく利用しています。 そのような観光色の強い路線ですが、対岸のベインブリッジ(Bainbridge)へのワシントン州のフェリーや、カナダのビクトリア(Victoria)への高速船の乗り場へも連絡しているので、乗船目的の人へも利便性があります。 電車は昔ながらの木の内装で、ギシギシと走る様は心が落ち着き、シアトルに在住していた時は用も無いのによく乗りに行きました。 ポールでの集電方式なので、終点に着くと今までのポールをたたみ、逆側のポールを上げます。 この「パチッ」と青白い火花が出る作業もレトロで味があります。



Photo 1 Photo 2

ウォーターフロント側の終点、ブロード・ストリート駅(Broad St.)で発車を待つストリートカー。

ブロード・ストリート駅の車庫。 車庫のすぐ横の線路はアムトラックとサウンダーが使用しています。

Photo 3 Photo 4

パイオニア・スクエア周辺を走る電車。 この辺りはシアトル発祥の地で、歴史的建造物が多い。

路線は単線なので、所々で交換をします。 交換待ちしている電車(手前)と出発した電車(奥)。


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